2008年11月25日火曜日

囚われの狛犬



まさに捕獲された狛犬発見!
この狛犬凶暴につき、檻に閉じ込められた?
それとも野良狛狩り?

いえいえ、酉の市を前日に控えて準備に怠りない新宿花園神社の手厚い狛犬保護であります。
なにせ60万人の人出が予測される混雑で、屋台や熊手搬入で傷でもついたり、不信心ものにいたずらでもされたら大変ということでこのようなトホホなお姿になったと推察されます。

三の酉が終わればもう年の瀬。
来年は商売繁盛でありますように。
檻に入れられてバツが悪そうな新宿の護り守にそっとかしわ手を打たせていただきました。

2008.11.6
新宿区新宿5丁目にて捕獲。

2008年11月17日月曜日

ホテルのドアマン獅子


新橋にある老舗ホテル・第一ホテル東京の本館ロビー脇にある階段の前に鎮座する2頭のホワイトライオンです。面長のご面相が気品を感じさせます。



古い歴史を誇るホテルですから、このライオンたちもお年を召しているのでしょうか?
ロビーを行き来する人たちを今日もじっと見つめています。



しかし、なぜ階段の前?









2008.10.28
港区新橋1丁目にて捕獲。

2008年10月23日木曜日

わが社の番狛犬





我が神保町の事務所を悪い気から守ってくれているミニ狛犬です。

かつてベトナム旅行中に訪れた市場で、雑貨屋を冷やかしていて遭遇。目で“買ってください”と訴えられた気がして購入することに。
中国系の店番の女の子が、“優しそうな人でよかったネ”と思いっきりマケてくれました。
以来、東京暮らしが続いています。

2005.1.18 ホーチミン市ベンタイン市場にて捕獲。

2008年9月16日火曜日

お母さんたちのツヨーイ味方


安産・子授け祈願で有名な東京・茅場町の水天宮の狛犬です。
近所にあるホテルで待ち合わせした際に時間つぶしで散歩していて出会いました。



玉取の阿像と子取りの吽像。
カールしたたてがみがなかなかに凛々しいお姿です。
昭和42年津田永寿作ということで比較的新しいのでデザインも斬新なのでしょう。

境内には狛犬以外にも子宝犬の銅像や安産子育て河童の銅像などもおります。
子宝犬はさわるとご利益があるので、皆さんナデナデしてぴかぴかにてかりが入っております。


2008.8.22 中央区日本橋蛎殻町2丁目にて捕獲。


2008年8月24日日曜日

人類の文化遺産を護る


台湾の故宮博物院にて中国4000年の宝物を守る大獅子。
重量感といい表情といい実に威厳に満ちております。
胸の鈴が重そう。
戦後蒋介石総統が大陸から根こそぎ運んできた収蔵品の価値たるや、おそらく天文学的な金額に相当するはず。警備の責任は重大なのであります。
鼻息も当然荒くなる?



2007.10.21
台北市士林区にて捕獲

2008年8月9日土曜日

パラダイスの守り神


このあたりにはかつてパラダイスがありました。
パラダイスといっても地元の信仰を集めてきたのはあくまで神社です。
300年前に建てられたときは海に浮かぶ島だったそうです。


そんな洲崎神社の弁財天をお守りする狛犬2頭。

右サイドの狛犬(阿)は雄々しく辺りを睥睨し。左に控えしはいつでも飛びかかれるぞポーズの狛犬(吽)、今にもグルルとうなり声が聞こえてきそう。

2006.11.26 江東区木場六丁目で捕獲

2008年7月30日水曜日

四谷の夜警


真夜中の四谷・新宿通りを酔眼朦朧として歩いていたら、
“気をつけて”
と聴こえたような。


声の主はとあるビルの前に鎮座している狛犬ガードマンでした。

2008.7.18 四谷二丁目付近にて捕獲

2008年7月24日木曜日

風獅爺



台湾海峡の最前線に位置し、かつての国府軍の要塞島だった金門島の守り神。
その名も風獅爺。
沖縄のシーサーの源流というか同根の種族らしい。

島のいたるところにこいつらはさりげなく立っていて、
雄しかいないのは見ての通り。皆さん立派なのを立てていた。
それぞれユーモラスな表情で今日も島の守りについているのであります。

2005.8.14に金門島の民族文化村内の売店前で捕獲。

2008年7月18日金曜日

高輪西武ライオンズ


2007.12月24日。グランドプリンスホテル高輪の庭園内にて捕獲。
こいつなかなか凶悪なご面相。これではどんな悪霊も退散すること必至。
日教組大会拒否事件もこいつがいりゃなんてことない?クリスマスムードで浮かれる周囲を睥睨し西武グループを守るべく睨みをきかせておりました。


ふと足元見ると子獅子が踏みつけられております。<子取り>という子供を抱えた狛犬らしいけど、
こいつは千尋の谷に突き落とされる寸前?これじゃあ幼児虐待だな

番をするもの

実は狛犬好きなのである。

昔はあまり気にも留めなかったが、中華社会に住んでからというもの寺社だけでなくビルの入り口とかにもやたら生息しているので、以来、彼らの存在が妙に気になりだした。何も、中華系や日本の寺社仏閣だけではない。邪気の侵入を防ぐための石像の門番たちは姿を多少変えながらも世界中に鎮座している。

ちなみに、先月、ウィーンの世界遺産を見に行った際にも西洋版の狛犬たちが迎えてくれた。以後、機を見て過去捕獲してきた狛犬たちを紹介していこうと思っとります。


2008.6.21ウィーン・シェーンブルン宮殿で捕獲
老ライオンぽい。賢そうだが弱そう。



2008.6.21ウィーン・シェーンブルン宮殿で捕獲。
上半身は素敵な美女でした。


2008.6.21ウィーン王宮・新王宮前にて捕獲。
盾をもって半立ちの小獅子。シャッター音に目線をくれた。


2008.6.21ウィーン王宮・新王宮、シシイ博物館前にて捕獲。
旧王宮を見上げている大獅子。ハプスブルグきっての美貌を誇ったシシイ・エリザベート皇女も見守ってきたんだろうなあ。