2011年5月3日火曜日

控えおろう!















半蔵門のビル街の裏道に、ひっそりと建っている平河天満宮。近所のサラリーマンが何人かさぼって一服つけに立ち寄っ
ています。こら!控えい、ここを何処だと思っている。
文明10年(1478年)、江戸城を築城した太田道灌公が場内に天満宮を祭って梅林坂上に歓請されたものを、本丸修築のために二代目将軍、徳川秀忠が移築したといわれる由緒ある場所なのですぞ。

ここの狛犬も享和元年(1801年)に奉納され、火災にあって嘉永5年(1850)年に再建されたという、これまた由緒あるもの。実は昔は角があったらしいのですが長い歴史の間に取れてしまったそうです。

どこに行っても室内では喫煙派は肩身が狭いでしょうけど、だからと言ってここは喫煙所ではありませぬ。“この罰あたりめ!”と角を失って迫力には一歩欠けますが心なしか、そんな抗議の表情のように思えてきました。

天満宮と言えば菅原道真公。丑年生まれの道真公、かつまた牛の反芻は学問の極意に通じるということでということで、ここには狛犬ならぬ狛牛もダラつと寝そべっていますが、皇紀2600年記念(1940年)のものと比較的新しいものがあったのですが、新しい方よく観てみたら奉納者は銀座のスエヒロさんでした、なるほど。



2011.4.6 千代田区平河町1丁目にて捕獲

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